ゴールデンウィークに何もしないのもどうかと思って、ちょっとした旅をしてきました。場所は南紀白浜・田辺ということで、テーマは南方熊楠。
南方熊楠を最初に気にしたのは大学の頃、当時はまだ中沢新一とかが流行っていて、ちょうど彼が南方熊楠コレクションを編纂していた時期だったと思う。
たぶん今も自分家のどこかに本が残っているはずなんだけど、段ボールから開けていないのでどこにあるかは不明。このシリーズ自体はまだみたいだけど、似たような本は電子化されているようなので、読み返し始めたところ。せっかくなので温泉付きのホテルを予約してのんびりしながら過ごすこととした。てことで今回の宿はこちら。
hotel-infinito.co.jp
初日に南方熊楠記念館に寄ってからチェックインして、すぐに温泉に行ったんだけど、この日は風が強く、露天風呂が波立っている状態。すぐに温まるとは思ったけど、この後できれば夕日を見にいくつもりだったので断念して室内風呂で我慢。お湯自体は熱すぎず緩すぎずちょうどいい感じ。良い泉質で夕方、夜、翌朝と満喫できました。設備もちゃんとしてておすすめです。
で結構風雨が酷かったのでどうかなあと思っていたのだけど、風呂に入ってから少しすると、雨は止んでいないのだけど西の方から雲が切れていくような気配。これはもしかして、と思い急ぎ一時外出に。で撮れたのがこちら。

円月島
なかなかドラマチックな感じで撮れました。もうちと寄った写真も撮ったのだけど、こっちの方が雲の色とか綺麗で良い感じだと思う。
ホテルに戻って夕食はイタリアンのコース。これも量が多すぎず少なすぎず、ちょうど良い感じで、ワインも泡白赤で計4杯、その後ラウンジで食後主として地元の梅酒を飲み、良い感じで部屋に戻って風呂入って音楽聴いて就寝。
翌日は一応観光っぽいことをしようと思い、白浜の名所を少々。こちらは三段壁というところの海岸洞窟。やっぱりリアス式海岸は面白いね。

三段壁の海岸洞窟
その後ようやく田辺の方に移動して南方熊楠顕彰館へ。こちらは自宅や庭が(多分ほぼ)そのまま残っていたりして、規模は大きくはないけどこれはこれで興味深く見ることができました。そのあとは少し白浜の方に戻って遅めの昼食。
とれとれ市場 | 漁協直営の海産物と、紀州の特産品が購入でき、BBQも楽しめます。 | 公式ホームページ
まだお昼時でもあり、大混雑だったので、一番列が短そうな寿司のところで海鮮ちらしといくつか握りをピックアップしてさっさと食って早々に退散。本当はまもなく営業終了となる南海フェリーで帰りたかったのだけど、時間的に間に合わず、仕方ないので行きと同じ阪和道〜阪神高速湾岸線〜神戸線〜明石海峡大橋〜鳴門大橋コースで帰宅。往復トータル735キロ、移動時間計11時間、平均時速66キロ、平均燃費9.3キロ/リッターでした。
さて今回の旅のテーマでもある南方熊楠ですが、もちろん基本的な業績や生い立ち等は知っていたのだけど、世界的な権威でもある南方が何故アメリカ〜イギリスから帰国した後に紀伊の国を出なかったのか、その辺が気になっていたこともあり、記念館・顕彰館もその辺を重点的に見るつもりでした。そういう意味で前述のとおり顕彰館は規模のわりには楽しめたかなと思う。一部博物館級のものを除いて、特に南方自身が採取した標本や蔵書類が残されていたり、自宅が残っていて書斎等が覗けたりするのは、時空の壁(や本当の壁)越しではあるけれど、本人の息吹のようなものが感じられた気がした。南方の特質は単なる研究といったインプット(それも膨大ではあるが)だけでなく、Natureへの投稿などそのアウトプットの量ではないかと思う。紀伊から出なかったのもそういうのがあるからなのかもしれない。それにしても書付けやメモなど、とにかく字が小さくて、僕が見ようとすると虫メガネが必要なほど。今のように形を問わず電子的に保存できること、さらにはそれをインターネット上で容易に公開できるということの便利さを改めて思い知らされた気がする。
そんなわけで、別に誰が見てるわけでもないこのブログについても少しでも書き続けることで、この膨大なインターネット空間に一粒の砂を残すのも悪くないかなとは思っているところです。
www.minakatakumagusu-kinenkan.jp
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